事業承継から5年の月日が立ちました。
この5年を一言で言い表すなら中川総合事務所「組織創成期」でした。
中川先生から引き継いだこの事務所をなんとしても次の世代に、
この一心であっと言う間の5年間でした。
はしまりはとても幼稚なものでした。
組織とは名ばかり、構成員は職長2名、毎月会議を繰り返し、
「組織、組織、組織、中川総合事務所は組織でやる。」
呪文のように、私の思いをぶつけました。
なんとその歳月は4年にも及びました。
職長2名には相当な負担をかけてしまいました。
よくついてきてくれました。よくやってくれました。
その間、少しずつ、ひとりずつ、事務所に変化が見られるようになりました。
退職時期を向かえた先輩方の意地と誇りある姿がありました。
採用した若い職員達がぐんぐんと成長してきました。
必然と中堅職員に自覚と責任感が芽生えました。
満を持してこの28年冒頭から新組織体制をとりました。
主任ポストを4つ設け、責任と権限の分割を図りました。
とまどいながらも皆生き生きとやってくれています。
我々がやらなかったらいったい誰がやる。
やればできる。人間には無限の可能性がある。
ここに部課長制度の礎がようやく完成されたのです。
先輩方の退職による関与先の引継、福利厚生制度の充実、
新入職員の募集採用、事務所税務調査申告是認、
マイナンバー対策、会計ソフトの入れ替え、
税理士試験組の一部科目合格の報告などなど、
私にとっては大変誇り高い1年となりました。
職員皆様に感謝申し上げます。
さて、前に目を向ければこれからは「組織成長期」です。
この組織成長期においては、我々は明確な未来像(目標)をもつべきです。
具体的にひとつ「労働環境」をあげておきます。
時事に関連し、電通事件には衝撃を受けました。
「働き方改革」が叫ばれ久しいですが、皮肉にもあの勤めてみたい会社No1の電通がいま経営体質の改善を迫られているのです。いったい何があったのでしょうか。
私は我が事務所は大まじめに労働環境の理想郷を目指せる位置にあると思っています。
やりがいのある職場と健康で文化的な生活の両立、これを目指します。
「あの中川事務所で働いて見たい」「あの中川事務所に任せたい」
世間からこう言われるような企業体を作りたいと思います。
先立ち考えなければいけないことはハード面(オフィス)です。
ソフト面(組織体制、就業規則等)の整備が先行し、ハード面(オフィス)が立ち遅れています。
そこで近未来の目標は、
「最先端のオフィスで最高峰の企業体を実現する」
ということになります。
来年以降はこの実現に向けて事務所一丸となってがんばっていきます。
終わりに、関与先の皆様、関係者の皆様、
本年も大変お世話になりました。
事務所一同、感謝申し上げますと共に、
来年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。
平成28年12月31日
税理士 山 口 隆
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