経営者はつらいね

私どもは時に冷酷な鬼にならなければならない。

経営がうまくいかなくなったとき、

「給料を減らしましょう。」

「リストラもしましょう。」

「もう限界ですからやめましょう。」

と、いとも簡単に平然と言ってのける、

実行していただく。

そこには個人の事情や生活への配慮などひとかけらもない。

単純な算数の世界。

これができなくて破滅していった会社をどれだけ見てきたことか。




特徴的な傾向として、

現実を受入れない、耳をふさぐ、数値に反応しない。。。

「おかしいぞ!」

これにいち早く気づいたとき、

場面は過去形でなくなる。

私は本能的に行動している。

経営が悪くなる前と後では、

破滅への確立が天と地ほど違うこと、

身にしみて知っているからだ。



私のささやかな提案が、きっかけになってくれればいい。

鬼でも悪魔でもけっこう。

様々な事案を見てきた税理士が言わなくて誰が言うのか。

これが言えない税理士は税理士ではない。



所詮、私は押えきれない使命感で提案するにすぎない、

まあ気楽なものだ。

真に苦悩し、決断するのは孤独な経営者なのである。

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