とある企画書

「社長、提案したい企画があるのですが

「山口さんと打ち合わせ中だ!後にしてくれ!

「いえ、山口さんがいるからこそ聞いてほしい話なんです

 失礼は承知、ぜひ時間を下さい

血気あふれる社長と社員。

こんなやりとりがあり、

「いや社長良いですよ、ぜひ聞きましょう。」

と私が切り出し、緊急会議となりました。

何度も書き直したであろう計画書と分析資料を手に真剣に迫る社員に

自分が重ねて見えたのかもしれません。



それは到底すばらしい企画書とは言えませんでした。

分析資料も誤った点があったり、稚拙な部分があったり、

しかし、情熱は痛いほど伝わりました。

なによりこれを作るのにどれほどの苦労をしたか(夜なべして作ったのでしょう)わかります。
(私もよく作りますので(笑))


今回、この企画が日の目を見るかどうかはわかりませんが、

いつの日かこの思いは報われることがあるでしょう。
(1回や2回や3回のダメだしてヘコたれんなよ~(心の声))

このような社員がいる会社は力強いものです。



振り返れば若かりし頃は私もこの社員のように熱かった

似たような企画書をいくつも書いた。

クビ覚悟で物申したことも何回かあった。

(まっ、いまもあまり変わってないんですけど。)

熱い情熱を受入れる器量が中川事務所にはある、だから発展した。



ただ、我一人熱くなってもどうしようもないこと痛いほど知った。

企画することがいかに大変かも味わった。

しかし、決してヘコたれず、

「物事を実現したかったら自ら発信すること!」

これしかないのである。


エプソン化にはじまり、近年ではHP活動、電子申告、新規シェア拡大等々。

・・・・・そして次なる戦略、これからの事務所の進むべき道へと。

我が事務所、やならなければならないことは山ほどある。



会議など開けば良いのであろうが、どうも踏み出せない。

これは我1人が考えることじゃない、皆にかかわる重大な話である。

春には一定の方向性を提案発信し、一部進み出した経緯がある。

もう少し闊達な意見が湧き出てくることを期待しているのだが・・・。


それでも、

最近は電子申告、HP等担当者から積極的な発信もひとつふたつ見られ嬉しい限り。

ベテラン先輩からも直接助言、提言をいただいたり、

前向きな議論が少しだけ聞こえるようになってきた。



出来うるなら、単品でなくて全体論。

前述社員のごとく、〃熱い発信〃を期待したい。


熱い情熱を受入れる器量が中川事務所にはある。

これなくして事務所の未来はないと考える。

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