「どうしても今年は黒字にしたい。どうすれば良いか?」
と尋ねられたのが昨年の今頃。
机上の論理はそれこそ専門家。
「役員報酬は○%カットしてください。」
「後はこうしてこうしてこうして下さい。」
「売上高が前年維持できれば、必ず黒字になります。」
「あっ、あと付け加えれば交際費(ゴルフ・飲食代等)は
会社からの支給は一切やめて下さい。」
提案するのはとても簡単でした。
(それだけのベースがある会社でしたから)
が、
「我が身をばっさり削ること」
これを実行できる経営者がいかほどいますでしょうか。
「よし、わかった」
いとも簡単に実行してしまいました。
ご希望通りの黒字決算です。
いとも簡単に・・・。
と言いましたがその努力はいかなるものであったか、
「会社を倒産させたらなんもならん」
報酬の大幅カット。ゴルフ禁止、飲食禁止。
一切の無駄・不効率の見直し。
苦渋の決断もしました。
「経営者の仕事は黒字にすることだが

ちと出すぎた税金に口もとがっておりましたが、
ちらと見せた笑顔を見逃すことはありません。
充実感にあふれておりました。
我々の仕事は様々あり、成功を収めている顧問先の
仕事ばかりしているわけではありません。
士業という性質上、採算主義を貫くわけにも行きません。
しかし現実問題、
このような力強い会社多数に支持され、支えられいるからこそ、
我が事務所が成り立っていること間違いありません。
このような顧問先の担当であること誇りに思います。
事の大小軽重、優先順位、自分がいま何をすべきか。
思い悩むこともありますが、
我々仕事をしているのですから、
このあたりのことはしっかり区分して。
これら顧問先の信頼・期待に応えることが、
最も重要なスキルと心得ることも必要です。
「中川さんとこはさすがだね~」
各顧問先からこのように・・、
個はもちろん、事務所単位で評価されるようがんばりたいです。
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