ふくらむ将来不安

TV報道の話題はもっぱら解散総選挙。

国民の最大の関心事は、

1位 年金・医療・介護
2位 雇用

国民の最大関心事は「将来不安」であるとのこと・・・。

なるほどそうであるな~と思うのだが、

「国民の~」とひとくくりにされることには違和感がある。

「年金・医療・介護」にしても、「雇用」にしても、

20代、30代、40代・・・・各世代において不安の内容は異なると思う。


「政治とは各国民の利害を調整し落とし所をきめることである。」


とするなら、

その「利害」は

各世代によって異なっているということである。


例えば、

2位の雇用について考えればわかりやすいだろうか・・。

20代~の現役世代(働き盛り)にとっては、

正に直面した自身の深刻な問題である。

に対し現役を退いた世代にとっては、

後進の問題であり、日本経済を憂う問題となる。

1位の年金についても

若い世代が「安心したシステム」なら、、

受給世代にとっては「実際受け取っている年金の増減」

これが最大の関心事だ。




若い世代と受給世代にとっては

実は利害が真正面から衝突している。




これらの調整をする(政策を決定する)のが政治の役割、政治家の役割。

その政治家(リーダー)は選挙により選ばれる。




選挙になれば失礼だが

現役世代後半以降の「利害」が優先される。

人口分布、世代投票率から見ても、考えてみれば当然のことだ。

有効投票数に占める現役世代後半以降の投票数の割合が圧倒的に高いのだから、

付け加えれば政治家(リーダー)自身が概ね高齢だ(笑)




「これからの日本の将来のために・・・清き1票を・・・」



 
どう考えても現役世代の利害(将来への不安)が、

強く政治に反映されることは考えにくいのである。

考えにくいというより、

現役世代の意見など通るわけがないのであります。



それに加えて政治家自身の自己の利権・私利私欲・・・。

こんなことがあまりに長く続いているためついに、

次の選挙では政権交代が予想されたり、、

     「不満の吹きだまり」

をあおるマスコミ報道にはうんざりしているのですが、

こんなことを考えなながら、今朝のTVを見ていて感じたこと・・・。




前段、批判じみた話とは相反しますが、

将来の日本のためにを考えて真剣に努力している

政治家もいるんだな~、と思う次第。

日本の将来のためにと努力と実行、結果で示す・・。

物足らないのは承知だが、

実際がんばってる、もがいている人もいる。

これついては大いに評価したい。

選挙前のパフォーマンスといわれればそうかもしれませんが、

日本には優秀な人材がまだまだいると思いたいものです。





自分に置き換えてみれば、


「事務所の将来のために、これからの人のために・・・」

きれいごとを言うのは上手ですが、

そのために

「今何をすべきか」

が一番大切な事なのだと思いました。

信念をもって努力するのみです。

この記事へのコメント

  • び~

    こんばんは。
    私も将来が心配です。特に経済的に・・・
    そのためには自分自身の価値を高め、サラリーマンとして生き残らなければなりません(汗)
    そのための一つとして税理士資格と思っています。
    もうすぐ試験ですが、まるっきり自信ないです・・・
    簿財共倒れの可能性大です
    でも最後までねばります!
    2009年07月11日 19:58
  • やまぐち

    努力をしている人は好感が持てます。
    それが税理士試験へのチャレンジならなおさらです。
    最後までねばって頑張ってください。
    負けられませんね。
    2009年07月12日 18:37

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