年に一度のお得意様

「 高齢化社会を目の当たりに実感することがある。
 年齢を重ね、島国でのひとり暮らしもままならず、
 やむなく親族を頼り都会(新潟)の老人施設へ入所。
 住み慣れない土地での暮らし。
 自分の手足では数メートル動くのも至難のわざ。
 それでも、確定申告は国民の義務。
 所得がある以上申告しなければなならい。
 このような境遇の方はけっこう大勢いる。

 今日のお客様は、このような事情の方。
 幸い口は達者である。
 ひょんなことから知り合い、
 『同郷のよしみじゃない。年寄りの頼みなんだから特別料金
 でなんとかしなさいよ。ね。頼んだわよ。』

 ・・・・・てなことで年1回の顧問担当をおおせつかっている。」

                           2008.02.14記事抜粋


今年もこの「ばーちゃん」の確定申告からスタートです。

開口一番

 
「あんたが今日来るっていうから、夜も眠れんかったっちゃ。」
「新聞また出てたね~。見たよ~。忙しいんだろ~。」
「ほれ、お菓子たべるか?お菓子。コーヒーも飲んでな~。」
「ほれ、この写真見れ、この写真。これあんたに見せたかったんだよ~。」
「それにしてもあの酔っ払いの政治家ね~。テレビ見た~。」
ペチャクチャペチャクチャペチャクチャ・・・・




・・・・・・。



元気なのはよくわかった・・・。





わかったから・・・。





「おしゃべり禁止!めっ!」





・・・・・・・。 チョイチョイ





結局定刻を大幅にオーバー。

まっ、想定の範囲内である。


画像

       <ばーちゃん からのおみやげ>


きゅっと身が引き締まります。





元気でね。来年も必ず電話するんだよ。

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