今週は仕事の面ではいろいろなことがあったのですが、
中でも昨年来から行われていた税務調査に終結のめどが立ったことは、
うれしいNEWSのひとつでした。
担当顧問先のそれではなかったのですが、
諸事情から最後の詰め作業(修正申告書の作成)を任され、
その最終案を詰めるため所長と税務署を訪問。
網羅的に指摘事項を調整、終結にめどが立ちました。
所長と2人で協議に出向くのは久しぶりで、
さすがは所長 大変勉強になりました。
その後、細かい事務手続きが私の役目となったのですが、
申告調整事項や添付書類の詰めを行い、
その原案をすでに署の担当者に提出、
事前了解を得るところまでようやくにこぎつけました。
特殊な事情があり、県市民税を含めた修正申告の作成等には相当苦労しましたが、
ある意味仕事冥利につきます。
最後は納税者に説明し、修正申告書を提出。
同時に、修正税額を納付といった流れになります。
これらの協議だけは、我々税理士業でなければ行うことができません。
税務署と納税者の間に立ち、独立公正な立場で適正な納税義務の実現を図る。
それが納税者のためになる。
税理士法第1条(税理士の使命)に従えばこういうことになりますか・・。
ただ、これらの協議では時によって、
税理士側としての見解が、税務署・納税者の双方の希望・合意とずれてしまうことがあります。
このような場合には、こちらの論理はぐっとしまい込む忍耐も必要となります。
我々は学問をしているのではなく、実務のど真ん中にいます。
早期の終結、新たな出発が私の課された使命(納税者の願い)でもあるのです。
「納税者のための納税義務の適正な実現」
(税理士法第1条、税理士の使命)
は、時に弾力的に解釈しなくてはなりません。
日々、勉強になることばかりです。
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