会社経営者にもいろいろな方あるが、
優秀と呼ばれる方に共通して言えるのが、
決断力。
私は、基本的には、経営について意見する場合、
「理数系の論理」と割り切り、
数字の上から、「ここをこうすべし。」と、血も涙もない提案をしてしまうことがある。
・・というか、わりとズバズバ物を言う方だ。
それは、自分が感じていることをきちんと話すことが、結果として会社のためになると思うからだ。
これは職員時代から心がけていることであり、また、
会社にとって耳の痛い話(厳しい事)を言うときは、出来る限り、実体験を基に話すこととしている。
(理数系といいながら、机上の空論はキライである。)
「そんなこと、できるわけないだろう~。」
「それができれば苦労しないよ、何を言ってるのかね。」
・・と、 一蹴されそうなものだが、
優秀な経営者は、そうはならない。
「話は、わかりました。十分検討させていただきます。
しかし、それは今のところ直ちにはできないと感じます。
その代わりといってはなんですが、こういう手立てはどうでしょうか。」
経営者は、数学者ではない。
事の大小・軽重、さまざまな事を勘案して、経営判断をする。
理論上の改善案は、それはそれとして一旦受け入れ、
瞬時に代替案を導き出してくる。しかも、提案型・・・。
こちらに、バトンが回された・・・。
たぶん、こういう優秀な方の頭の中はこうだ。
「最終的には、自分が決断することは言うまでもない。
しかし、他人の意見というのもおもしろい。
ひょっとしたら使えるかも。使えるものは、使おう。 」
・・・ということだろう。
ふっ、やるな~。
こういうところに、信頼関係が生まれるのだと思う。
仕事をしていて、うれしい瞬間でもある。
ああっ、こういう風に使ってくれれば、こちらとしても頑張りたい。
優秀な経営者というのは、人の扱いがうまいものである。
見習いたいものである・・・が、
言うのは簡単、やるのは
自分のところでは、どういのん。
ブログはあくまでフィクションの世界。
前向き思考!チャレンジ精神!etc イメージ戦略も結構だが、
時には厳しい 決断 をしなければなりません。
お客様のため、事務所のため、ひいては自分のために・・・・。
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この記事へのコメント
qq@d
それの一つに商売の格言に「損して得取れ」と。
この言葉の意味を自分なりの解釈というか理解というか、自分のものにすると、世界が違ったものに見えることでしょう。
やまぐち
いつも要所でアドバイス。ありがとうございます。
民間の現場(業界によっては)では、どんなに努力しても、能力・質の高さを併せ持ってなれば、結果的に負け組み・・。一生懸命がんばるだけでは、ダメなこともあるのですね。
私も現況に甘えていてはいけないな、と感じました。また、自らが実行できていないことを、意見しなければならないというのも辛いものです。
仕事も野球も結果を出したいものですね。(笑)