全国ニュースでも、多々取り上げられていた。
それほどのナイスゲーム。
特に、6戦、712球を投げ抜いた中河達哉君・・・。
佐渡っ子だけでなく、全国のファンから賛辞の雨嵐・・・。
野球ファンは、この決勝戦がいかにすごいことか、知っているのです。
私が知ってる、野球部をとりまく佐渡の環境と言えば、
少子化の波をどっぷりと受け、野球部を成立させるのも困難な状況・・。
今回の佐渡高校のように、1年生から3年生まで集めて30人も部員がいれば大したもん。
深井監督はじめ、佐渡高校、佐渡島内の野球関係者の努力は相当なものであったろうと思う。
中河君に限らず、キャプテン、キャッチャーの斎藤君はじめ野手陣全員。
すばらしい選手達がそろっていた。このことだけでも正に奇跡・・。
はてさて、我が母校、20数年前の両津高校、
島内ライバル校であった佐渡高校や相川高校他はどうだったか・・。
野球部員はどこも20名程度、半分以上は新1年生・・・・・。
その1年生もきびしい練習に耐えきれず、2年生になる頃には半分に・・。
常に、野球部存続(部員9名確保)の危機にさらされていた。
1回戦を勝つとか負けるとかのレベルではない・・。
出場するための部員の確保が最優先。
新潟大会では、島の高校は、コールド負けの常習犯であった。
それから20年、時には、突出した選手もおり、ベスト16(両津)ベスト8(佐渡)に勝ち上がったこともあったが、
私立の甲子園常連校と互角に渡りあうのは、到底不可能だと思っていた。
一昨年、甥っ子が、両津高校の野球部3年生として新潟大会に出場した。
鳥屋野球場に応援に行ったが、残念ながら1回戦敗退・・。
しかし、この情報化時代、地方においても、練習方法が確立し、ずいぶんレベルが高くなったと感じた。
それでも、甲子園は遠い夢、佐渡には縁のないものと思っていた。
ところが、今回の佐渡高校。
昨日の決勝戦。 あと、一歩のところで甲子園・・。
がんばればできるんです。
夢はあきらめたらいけません。
一生懸命には、奇跡が味方するのです。
こんなことを、この子供たちから教わった気がします。
佐渡高校ナイン、君たちは大したものです。
甲子園への出場よりも、価値のあるものを残してくれました。
佐渡島民に、全国のファンに、『かけがえのない勇気』 を与えたのですから・・。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント