今日は税務調査の立会、日程は3日間。
事前準備もしっかり行い万全の体制で臨んだ。
設立時よりの関与先で、
『1~10まで税務のことは全面的にお任せするから、しっかり頼みます』
と若い私を信用・指名して下さり早8年ほど・・。
帳簿システムの構築、記帳指導から請求書保存、人事・労務etc・・・。
それこそ1~10まで任せて下さり、私も今日まで全力で取り組んできた。
ついにその成果が試される時・・。
午前中から調査は始まった。
私の税務調査に対する姿勢はこう・・。
『調査官にスムースに調査していただく。』・・これにつきる。
調べたい帳票、想定される提示書類は直ちに取り出せるよう
年度別、月単位、取引先別に管理・配置。調査官の面前に整理整頓しておく。。
レイアウト・印象に重点を置き、質問・疑問には迅速に的確に対応する。
よって請求書や領収書、契約書などファイルの整理方法にはこだわりがあるのだが、
これは企業秘密でもあるので詳細はないしょ・・。
とにかく『調査を早く進めることが良策』とする姿勢で臨んでいる。
午後も3時頃になり初日も終盤にさしかかったころ
調査官が突然こうきりだした。
『資料をざっと拝見させていただきましたが、今日で調査終了したいと思います。
先生のところでしっかりやられているようだから、大丈夫ですよね。』・・と。
意外な発言にとまどったが、
私は『はい、大丈夫です』と力強く答えた。
過信をするつもりはない。安全運転をしてきたつもりもさらさらない。
しかし、正直いままでやってきたことには自信がある。
微妙な税務判断も検討に検討を重ねて処理してきたつもりだ。・・
よって『はい、大丈夫です』と答えることができた。
異例なことではあるが、今日で税務調査は終了した。
いろいろな要因があったのだろうが、
申告是認の結果を出せたことは正直うれしい。
ただ、税務調査がこんなあまいものではないことは100も承知。
(かれこれ70回になろうかという税務調査立会経験は自分の大きな財産。)
その中でも調査官から信頼されたという今回の貴重な体験を踏まえ、
ますます気を引き締めてやらなければ・・と職責をあらためて痛感した。
我が事務所もそろそろ
『税理士による書面添付制度の活用』を検討しなければならないだろう。
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