初デビュー 対長野県連

大会は水戸で行われた。6チーム(群馬県連、埼玉県連、新潟県連、長野県連、栃木県連、茨城県連)の1日3試合の変則トーナメント方式。

1回戦は先発サード6番で出場。なにぶん初参加、緊張した。
なにより雰囲気が違う。目つきが違う。想像はしていたが皆本気モードだ。そりゃそうだ。野球といえば我々の世代、国民的スポーツ。おやじの集まりとはいえ、はるばる水戸まで集合したのは野球小僧(又はお祭り好き?)ばかり。力が入らないわけがない。(なにより自分が一番力が入っていた。)

1回戦は長野県連。

エースわたべ(事務所の先輩)がそこそこの投球。エラーがらみ(サード山口のフィルダースチョイスなど)もあったが、なんとか3点の最小失点で試合をつくった。
終盤、3-1のビハインド。5回の裏、監督から『リリーフ山口!』が告げられた。試合は時間制、一分でも早く次の回の攻撃に入りたい・・。緊張しているひまなどなかった。さっさとほうって、さっさと攻撃だ。
・・・・ところが、ボール。ボール。ボール。・・ス、ストライクが入らない。2者連続ファーボール(たしか)。ノーアウト1.2塁。絶体絶命のピンチ。
コントロールだけがとりえの僕。『なにかがおかしい。いつもと違う。』と涙目でベンチを見る。・・・・・が、監督は続投を指示。そりゃそうだよな。次の試合を考えれば代わりのピチャー使うわけにはいかないもんね。
しかたがないので覚悟を決めた。唯一コントロールがつきそうな、ゆるいカーブを連投。なんと相手の打ち損じに助けられ、この回、奇跡的に0点で収まった。
・・・たぶん、これがいけなかった。            つづく。
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