先日から行われていた税務調査がようやく終了。
暑い、長い3日間であった。
気温は、35度以上、
工場見学など外に出る機会も多くあり、タオルは必需品。
納税者様、調査官様、私、あせだくだく、
「お疲れ様でした~!!」という感じであった。
「きちんとしてますね。何も問題ありません。」
という内容であればなお良いのであったが、
やはり取引の多い会社、多少のミスはある。
そういうわけにはいかない。
売上漏れ、減価償却の時期、源泉課税の問題、交際費の問題。
細かいところでは、いろいろあります。
ただ、何よりよかったのは、
「社長や社員がふところに入れている。」とか「ごまかしている。」
とかの誤解?を受けるような問題、大きな問題はなかった。
(ほっ。)
なんとか、ディフェンス?に成功した。(ように思う。)
会心の仕事になった。(大満足)
常々思うが、税理士の実質的役割は、ボディーガートのようなものだと思う。
公平中立の立場とはいえ、
調査官の「質問検査権」の威力はすさまじく、納税者は孤独。
嫌疑を掛けられれば己で晴らさねばならず、
場合によっては家族でさえ「実際どうなの?」と敵になる。
私は税務調査や警察の取り調べを受けた経験はないが、
想像しただけでもぞっとする。
その時の唯一の助け舟(味方)に成り得るのが、税理士だと思う。
(人によると思うが・・・。)
ただ、クライアントとの長い付き合い、堅い信頼関係がなければ、
税理士だって資格を賭して守ることはできない。
自身がなければ、ブラフもはれない。
今回、クライアントとは、税務調査を5回も共に戦ってきた。
痛い目にもあってきたが、お互いが成長し、信頼関係もある。(つもりだ。)
何より私は社長のことを好きだ。(愛しているという意味ではない。)
会社のこともよく知っている。
「次の税務調査は見てろよ!何もいわせんぞ。」という強い思いがあった。
結果、多少のミスはでだが、
納税者、調査官、税理士ともそれぞれの役割を十分に果たしたように思う。
今回、このクライアントについては、自信の調査対策最終形に近づいたなと思っている。
他の関与先についても、こういう姿勢でありたいものだ。
ただし、税務調査はこれで終わりというわけではない。
舞台を署に写し、最後の詰めが行われる。
ここが、一番の私の見せ場?だ。
・・・がんばろう。
しかし、調査は夏やるもんじゃないですね。暑い
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